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4時半に目覚めるとG君の車が停まっていた。 軽く朝食を済ますと、まず本流で一発狙いと告げる。 彼はルアータックルを買い込んでいた。 僕の「口車」に乗ってしまったらしい。 会う度にルアーFのメリットだけを話して聞かせていた。 デメリットは本日、体感するだろう。ヒヒッ! 最初の本流ポイントで流れの強さに負けて早々と退散。 G君はうぐひ&カワムツポイントで「まずは何か釣る。」と言って 粘って(??)いた。フットワークの重さが気になる。 次のポイントに行くと「少し下からやってみるヮ。」とさっさと行ってしまった。僕は2ヶ所の大きなポイントを終え、川を覗いてみると。 入渓点から僅かに動いただけ、本命ポイントは遥か先だった。 それより、もっと気になったのが、腰に付けたビクだ。オイオイ。 どうしてもヤマメを釣って貰いたいので、手頃な渓流に移動した。 瀬を軽く叩きながら先行し、良いポンイトで入れ替る。 それを繰り返しながら遡行していく。 ぼくは、無知使い氏の真似をして某社製のムチを振っていたが、氏ほどの威力もコントロールも無く、G君はヘラヘラしていた。 小さな堰堤下でようやくG君初のヤマメヒット。真剣な顔つきで慎重寄せて抜き上げた。嬉しそうに、そして得意げに笑っていた。 小さいけ、リリースと川に返していた。君も大人になったね。(嬉) 疲れたのかG君は離れがちになって来た。疲れただけでなく、キャストの度に竿先にラインを絡めていた。撚れたラインをドンドン切って行くように指示するが、問題はリールに有りそうだ。 「お魚は竿は見ないから大丈夫。」と教えたが、リールは問題が多かった。糸撚れ防止機構なしの上、小径スプールは致命的だった。 彼がトラブっている間にヤマメとゴギが釣れた。 素直に食っているので活性はある様だが、お魚は少なかった。 ←左のゴギは脂鰭下に何かに噛まれた痕があった。 「大岩魚が居るのかも↑」っと言うと「サンショウウオだろ↓」 (なんだよ〜、夢を持とうよ。)君も大人になったねっ!(怒) 次は「ごぎ、釣りに行こうか!」と言うと「本流で一発!」。 疲れたので定点で粘りたかったらしい。 だが、すぐに暑さで音を上げた。ほらほら〜。 餌釣りをすると言うので、ルアーでは手の出せない川に行って、昼食にした。それぞれカップラーメンを買って来ていたが、不味いラーメンだった。互いに自分のラーメンがどんなに不味いか自慢しあった。 一旦別れ、僕は先週、濁流だった川へ。おぉ〜!コバルトブルーだ。有名ポイントだが、人が入った気配はない。なぜか、お魚の気配も無かった。退渓直前のプールで良型ヤマメが一瞬動いたが、日の当たる位置まで追ってくると驚いたように帰っていった。 最後のプールで粘っていた。必ず居るとルアーチェンジを繰り返していた。『がががごっ!』食った。左右に小刻みに向きを変える、最後のひと寄せと竿をゆっくり煽ると、竿が木に当たり一瞬ラインからテンションが失われ、その隙にゴギは簡単にフックから逃れた。 バーブレスの宿命である。漢だから泣き言は言わないのだ。ううっ・・ G君の所へ戻って、結果を聞いた。川虫取りでバテて入り口付近で、早々とギブアップしたそうだ。退渓出来ずに本流近くまで、戻ったそうな。ワロタ! かえろー! 訓 君の足に見合う渓にはお魚いないよ。 しゅうりょー |
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![]() 噛まれ傷!両側にある。 |