渓の童子

雑 記

平成19年2月25日

ロッドの修理

ポッキンしたロッドの折れた部分をカットして短いロッドを作ってみました。

折れたロッドです。

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代替品と共に、折れたロッドも返って来た。

なら、自分で修理すればいいぢゃん!

って突然、思い付きました。

左がグリップ側。

右がフェルール側。

ガイドの脚の下端がブランクを押し潰した様に見えます。

スレッドを剥ぎ取って、ガイドを外します。

スピゴットの芯材も傷つけぬ様に抜き取りました。

ブランクのカットは目立て用のヤスリとカッターで切断後、400番のサンドペーパーで切断面を均しました。

スピゴットの接着です。

接着部をシンナーでしっかり洗浄します。

エポキシ系弾性接着剤の二液タイプを使用しました。

ガイドとブランクの端部にスレッドを巻きます。

製品に巻いていたスレッドと同色は見つからなかったので、

黒と銀の補修糸で巻きました。いい感じです。

コーティングします。

どこの釣具屋さんにもある、エポキシコートを使いました。

普通、フィニッシング・モーターなる道具を使い、回転させながら塗装、回転させながら乾燥を行うのですが、 たったの二箇所ですから薄く塗り固めて、垂れれば削ってしまう事にしました。

で、こんな感じ(上)

実はクレーターだらけ(下)

コーティング作業が終わる頃に要領が分かりました。

肝は作業場の温度(18℃位)、エポキシ樹脂の粘度調節、塗布前の洗浄にあります。

4回塗りで仕上げました。

上手くやれば、二回塗りで済みます。

一番右が元のコーティングで他の二ヶ所は今回、仕上げた物。

なかなか上手く行ってるでしょ。

源流スペシャル409の完成です。(上が代替品5’00”、下が修理した4’09”)

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