渓の童子

雑 記

初回:平成18年12月5日

ランディングネットの製作(試作品)

さてさて、ようやく試作品の製作を終え一息ついていますが、数々の問題点が見えてきましたよ。

そこで、その問題点と対策をまとめてみました。(問題点と言うより単純なミスが沢山あります。)
製作中に次回は”ああしよう、こうしよう、こりゃいかん”なんて考えていた事をまとめています。

ひょっとしたら参考になる所があるかも知れませんが、大間違いもあるかも知れません。
これは物忘れの激しい私の為のメモと思ってくださった方がいいでしょう。

※対策に対する評価を加えましたが、評価のコメントはまとまってから追記いたします。

問題点と対策

工 程 問題点 対 策 備 考 評価
デザイン フレーム長さの計測忘れ 各材料の必要寸法位は把握しておかなくちゃね。 デザイン自体は好みの問題ですから、好きにやりましょね。
型枠の製作 材料の選択ミス 15ミリ程度のベニヤ板が良さそうです。 ←が無かったので集成材にしたのですが、加工に難があるしオーバークオリティですね。
ベニヤ板でもっとザックリ作って、断面だけ直角を出し、断面にテープでも張って平らにすればOKだと思いました。
フレームの曲げ 問題なし 他の方法もありそうですが・・・。 今回の桧では問題ありませんでしたが、硬い材料や加工が難しい杢の強いものはどうなるか分かりません。
その時また対策を考えましょう。
グリップの製作 切り出しに時間が掛かる 電動糸鋸があるといいな。 まあ、糸鋸を使っても手動では限界が有りそうです。※バンドソーが最強だとか。
同上 直角だしに時間が掛かる 玄人は卓上ボール盤にサンドペーパーをセットて削っていますが・・・。 糸鋸でキッチリ、目いっぱいまで切れれば時短に繋がると思われます。
フレームの接着 接着剤の選択ミス 60分型を使いましょう。購入済。 購入済の接着剤は作業時間を60分間使えるタイプです。
同上 密着不良 糸、巻き巻きではパワーが伝わりません。クランプいっぱい作戦がよろしい様で。 クランプ、一個50円でありました。購入予定。
密着不良部分の接着剤が塗装に影響を与えるようです。エポキシvsウレタンの相性かな。
同上 各材料の重ねズレ 時間に余裕があれば問題なし。 接着剤と押さえ方法が代われば大丈夫と思われ・・・。
同上 フレーム材の長さ方向のズレ 合わせマークを三点くらい入れて置きましょう。 今回も薄っすら入れてましたが、時間的余裕無く妥協しました。
フレームの成形 立体的なある形状の欠点(凹部) 凹部はなるべく作らない。 塗装の磨きで凹部を磨いていると高い所の塗装が薄くなります。てか、剥いぢゃった。
同上 立体的なある形状の欠点(角部) 丸みを帯びたほうが楽かも? 角を残すとそこに塗装の境界線を作る事になり、その部分が液垂れの原因になっている様に感じました。
丸っこい物を作ってから結論を出しましょう。
同上 仕上げ不十分 サンドペーパーによる仕上げは丁寧に行いましょう。 ちょっと見、分からなくても塗料が乗っかるとハッキリ見えてきます。
フレーム材の切り出し痕(製品の鋸痕)や曲げる時に入った皺など。
同上(溝彫り) 溝彫りによる傷 溝彫りは仕上げ前にやっときましょね マスキングして置けば更に○。
訂正:マスキングは無い方がいいようです。
同上(溝彫り) 幅広過ぎ、時間が掛かる 専用工具設計済。 工具を作って使用して見ないと何ともです。
幅、深さ共、1.5mm位が最適と思います。
同上(穴明け) ヒートン取付穴のズレ 下穴を開けてからにしましょ 無理だろなと思いながらやったら、やはりズレた。
塗装(下塗り) 問題なし オイルフィニッシュの方が実用的な気がしますが? 木彫オイルだけで、その内やってみよっと。
塗装(中塗り) 厚塗りに時間が掛かる サンディングシーラーが良いのかも?購入済 一液だと一回一塗り。これはペタペタと厚く塗っても良いようです。 結論はやってから。
塗装(上塗り) 層の境は曇る 中塗りが厚くなれば解決かな・・・? 研磨とも関わってきますので・・・。後記。
塗装(刷毛) 液垂れ、塗り残し、異物混入 刷毛の選択。済んだら綺麗に洗いましょ。 刷毛は大き目を買って散髪して見る積もり。
完全に洗わないと、塗料が粉となって塗装面に付着してしまいます。薄め液が結構必要。
塗装(全般) 気持ち悪! マスク着けるか、換気を良くするかしましょね。 塗装をしている期間中、ずっと胸がムカムカしてました。トリップはしなかった。
研磨(塗装中) 乾くまで待たなくちゃだめよ。 辛抱します。
撫でるよう磨きましょ。
せっかちな性格が出てしまいます。
研磨(仕上げ) 層の境は曇る。 上塗りで作った塗装の層を跨がない範囲で研磨する。 と思う。ひょっとしたら間違ってるかも・・・。
ネーム入れ 字が下手 あれ以上は無理。
次回は印刷シールで
いまさらながら字がお上手な方が羨まし。中塗りの途中で入れるのが良さそう。
ネーム入れ 乾きが遅い インク(ペン)の変更 今回は水性サインペン。次は耐水・水性サインペンにしよ。速乾なんてあるのかな?あればそれ。
シールが成功すれば必要なし。
網編み 目の不均一 コマに合わせましょう あまり神経質になるのもナンですが、”ある”程度あわせないと・・・。
特に三角目付近は不均一に成り易いので、ここは気を付けて。
網編み 引張りの為の架け替えが面倒 頭の中には冶具の構想あり ただし、現実的かどうかは?
”編み始め”と”立ち上げ”辺りの二種作れれば良いが・・・?
染 色 問題なし 簡単でした ただし、色のチョイスは難しい。
意外と見本通りの色が出るようなので、混合したら面白いかも。

さて、これらをすべてクリア出来たら完璧!・・何て事はないんです。

塗装工程なんて、どこで妥協するか、、、だけですもの。

しかし、次回作はより良い物になっている予定です。

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