渓の童子

2006 釣行記

平成18年7月1日 高津川水系

高津川は暴れ狂っていた。それを私は心穏やかに見つめた。

久しぶりに川へ向かった。

気象台は豪雨と言っている。

ここ最近、磯では胃が痛くなる釣りが続いていた。

山の空気を吸うだけでも、いいと思った。

県境の峠を越えると突然、大粒の雨が降り始めた。

支流の本線は黄土色の激流が砕けながら転げ落ちて行く。

小さな支流を見て廻る。

付入る隙を与えない支流

小さな川も一歩も踏み込む事は許してくれない。

林道の奥に進むのも躊躇した。

もちろん、釣りなど出来るはずはない。

こげ茶色

この支流はこげ茶色。

各支流はそれぞれ違った色に染まっていた。

基本カラーの茶に、黄、赤、緑、黒を混ぜて、それぞれの個性を出している。

ライブカメラ

柿の木のライブカメラの前に行った。

パフォーマンスを見せる為ではない。

実際の見た目とカメラを通して見た時の、違いを知って置きたかった。

水位がどの程度で、釣りが不可能になるのかを確かめる為だった。

ライブカメラに顔を向けると、なぜか緊張した。

高津川の生き物たち

お昼を過ぎると雨は上がった。昼食場所を探しているとこんな看板があった。

お勉強。お勉強。

ヤマメとゴギが一番上に書かれている。・・・なら、鮎は?

スター性は順序に関係ないようだ。

イダが一番大きく書かれている。頷ける気もする。
む、オイカワ(カワムツの一種)の大きさはどうだ!?←※最下行参照

大きさもあまり意識して無いように見える。

おや?アマゴはすっかり、この川の魚と認知されてしまったのか!?

『無秩序な放流により定着した』とかの説明が欲しい気がする。

まあ、○○にそんな認識もないだろうが・・・。

昼飯

お勉強の後は給食と決まっている。

ラーメンを作った。

今日は箸を忘れなかった。

ボケも無く平和一日だった。

黄色ゴギ

昼食後、いくつかの支流を見て回った。

林道に車を置き、道から釣れるポイントを探しに歩いた。

まさか居ないだろうけど、と思いながらキャストした所でチビゴギが釣れた。もう満足。撤収じゃ!

しゅーりょー。

※7/3追記 コイ目コイ科オイカワ属カワムツであるから、表記するならカワムツ(オイカワの一種)が正だろう。

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