渓の童子

2008 渓流釣行記

平成20年5月17日 日野川本流

予定外の遠征

右肩で悪魔が囁いていた。
 「おい、どーーーじ。日野川でサクラマスが待っとるぞ。今、行かんでいつ行く!!」

左肩では・・・・・・・・・・やはり・・・・悪魔が囁いていた。
 「おい、どーーーーじ。高津川の本流ヤマメの時期じゃろ。行っとくべきぢゃぞ!!」

私は優柔不断である。

うちの天使(嫁)に打診する。

シャーッ!鳥取に決定ぢゃ!


現地に到着すると空はしらみ始めていた。

ウェーダーを履いてポイントを見に行くと。ドッボン!って?
丁度ヌートリアが朝食に出かける所であった。

※ヌートリア:侵略的外来種。主食は水生植物。

お魚を食うのでは無さそうなので、しばらくこの周辺でロッドを振ってみる事にした。

反応がないまま時間は過ぎる。

ガサゴソと何者かの気配を感じて振り返るとまさしく 『6’02”』の彼である。
ry氏と確認もせずに会話に入ったが、普通に会話が成立していたので間違ってはいないようだ。

その場所で二人で釣りをして、移動して釣りをして、移動しながら釣りをして、 二人して丸ボにて早朝の釣りを終えたのだった。
そう上手くは行かないよね。お疲れさん!

お仕事に向かうry氏と入れ替わるように、『P御一行様』が到着した。

軽く情報交換後、そこで釣りをすると言う『御一行様』と別れ、一人上流に移動して遊ぶ。

鮎は元気に育ってます

どこに行っても稚鮎の群れがいる。

結局、フッキングしたのは午前中だけで5匹。

いや、鮎が・・・ざんすヨ。

トラウトは・・・。

薄い流れでジャンプ一発バラシ。
ちょっとした深場で良型のチェイス。これが全てである。

お昼寝

その後『P御一行様』と合流してポイントを点々とするがお魚を見る事無くお昼休憩に入る。

ぷー氏と同行の新入り君は朝のポイントでいろいろ(?)楽しんだようだ。

私、既に疲労困憊。お昼寝だね。

新入り君は昼飯も食わず釣りを続けている。
若いって凄いな。


さて、午後の部、一発目はちょっと気になるポイントへ。

水量が減って、ど〜かな。

ここの最もオイシイ所で、私のミノーにチェイスがあった。
後に新入り君が控えているので、そのまま叩きながら上流へ移動していった。

後続の新入り君にチェイスがあったとか、ギラッとしたとか言っているのが聞こえて来るので、自分の釣りより後が気になる。

しばらくすると後方から『バチャ、バチャ、バチャ!!』。(うぉ、掛けたな!)

振り返るとぷー氏が自分のネットを持って駆け寄って行く。
掛かったお魚を見ると、 すぐに新入り君の背中の大きなネットに持ち換えている。
お〜、こりゃデカイにゃにゃにゃ!?  ←私も興奮気味。

急いで駆けつけると大きなネットに大きなお魚が・・・。今まで見たことのないサイズ。
てか、こんなデカイのがいたの?
さっきのチェイスでデカイ頭が見えたがコイツだったの?

私の頭上は ”!”マーク と ”?”マークで一杯であった。

しかし、見れば見るほどデカイわ。

でかっ!
尺ネットの上で

で、しばし撮影&観賞タイム。

新入り君の撮影中の手は震え続けていた。当然の反応だろう。
それが納得できるサイズだった。きっと、足もガクガクだったに違いない。

サイズが分るように私の尺ネットと一緒に。
これ内寸が尺のネットですよ。


さて、いまだボーズの私は、余裕のご一行様を残し、最後のポイントになるだろう場所に急ぐ。

朝のポイントである。

この付近で唯一チェイスのあった所でロッドを振り始めると、またしても『6’02”』の彼の登場である。
お仕事が終わって帰りに日暮れまで遊べる環境って、うらやまし過ぎる。

彼は得意とするポイントへ行った。私は少しずつ移動しながら下って行くが、何の反応もないまま、彼のポイントに到着。

二人してロッドを振りまくるがなにも起こらない。
そして、何かを起こしそうな『P御一行様』もやって来た。

しばらくして、隣のぷー氏のロッドが大きくしなりドラグ鳴った。一瞬でデカイと感じた。
ぷー氏の表情からも、その獲物の大きさが感じられる。新入り君の大きいネットを準備していると。

あっ!!・・・・・・。

すぐココに帰って来れる人が羨ましい。私の次は、秋か・・・。

しゅーりょー

ぐやぢーーーーー。

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