渓の童子

2009 渓流釣行記

平成21年9月26日 鳥取県

最終釣行、潔く(?)散る

モンスターヤマメの情報をあちこちで見た。

情報の捉え方は人によりそれぞれであろうが、私は今回の情報に関しては、もう過去の事であり、 ”ピークは過ぎた”と読んでいたので、bbsに玉砕を宣言しての最終釣行であった。 私にとって、この遠征はシーズン最後を飾る行事なので、釣れていようが釣れていまいが行くのである。

もちろん、まぐれ当たりを期待しては、、、いるよ。


某所の駐車スペースに陣取っていた先客の横を素通りし、いつもの場所に車を停めて、しばし仮眠をとった。


本流放浪

足元を確認できる明るさになって、下流のポイントに向かう。

いつもより時間を掛けて、隅から隅まで探ってみるが、一度のチェイスも無かった。

マズメにコレでは、、、終わったか?

本流ちびヤマメ

竿抜けを狙い本流を遡行してみた。

チビ君が掛かったが、撮影にネットは出さない。35cmネットに6寸ヤマメで入魂しちゃいかんですもん。

その後も本流を放浪するも魚影なし、気温はグングン上昇し、もうタマラ〜ン。

見知らぬ川に突撃

道路の温度計は33℃って、マジ?

大山に向かって車を走らせる。
登って行くと気温は下がったが、川がなくなった。

今度は下って、入れそうな小渓流を見つけ突撃。

見つけた川

急斜面の土手を下りて、目の前の落ち込みにミノー投げると大きな黒い影が出てU ターンして行った。

こんな川で尺上を見られるとは!

同じラインを引くと小さな影が着いて来てUターン。緩流から引いて足元で八の字ターンを数度描いた所で、『グンッ!!』と重いアタリ。

(やった!この出方は岩魚じゃ、尺岩魚じゃ)

一気に下流に走られて『じじじぃぃぃぃ』。本流対応ドラグ強度のままである。

(デカイぞ、コイツ)

少し竿を立ててラインの出を止めると今度は上流へ走り出し、目の前を通り過ぎて白泡の下で張り付いた。

(えっ?)一瞬見えた魚体は銀にピンクのメタボなボディ。(ヤマメじゃ、尺じゃ、尺ヤマメじゃ)。
本流で出会えなかったのに、こんな所で出会うとは何という幸運!

ゆっくりテンションを増していくとグリグリと身をくねらせて寄り始めたと思ったら、また一気に下流へ下りこれ以上無理と見るや上流へ戻ってきてグリグリ。 (おかしい、ヒキが岩魚の様な気がする)

右に左に小刻みにターンを繰り返し、水面に姿を現したのは・・・(あれーーー?)

35cmは有りそうな虹鱒だった。予想外の獲物だが、日記ネタにはモテコイである。

わざわざ、ここに入る時に持ち替えたチビネット。入るかなぁ。

  ※って、写真が無い事に皆さんとっくにお気付きだろう。

ネットを差し出し、頭から入れる積りが、ややずれてフレーム跨いで左に頭、右に下半身が乗る形で水面を切った。 金魚すくいの様な位置関係で輪から頭と尾鰭がはみ出し持ち上げた様子を思い浮かべるとわかり易いかも。(でも無いか?)
私とすれば、あとはお魚がUの字を描いて網の中に落ちると思い、安心して目を切った所、一瞬、重量が掛かって軽くなった。

つまり、U字を描かず、への字を描いて外に落ちたが、ルアーがネット網に引っ掛かった時、重さを感じ、 外れて落ちた時に軽くなったのである。ベリーのフックは伸されていた。

まあ、虹だからいいんですよ。ふん。

岩魚域と思ったが

その後、薄暗い苔生す渓に入ってみたが釣れるのはチビヤマメばかり。

いかにもな大場所はお魚の陰も無く・・・。

夕マズメを本流で遊ぼうと車に戻った所で『モンスターハンタ彦』氏よりпB
本流大場所にて合流し、2人して儚く散ったのであった。
しゅーりょー


やー、参りました。お魚のご機嫌が悪かった様です

モンスターが数々出た数日と今回の違いはどこに有るのでしょう。条件はほとんど変わって無いように見えます。
考えられるのは『月齢』。

来期はお月様を見て遠征日を決定いたします。よろしく。

あ、それから、当日、携帯に連絡を下さった皆さん、返信出来なかったり遅れたりで済みませんでした。沈が恐くて携帯は車に置いてますもので。

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