渓の童子

2011 渓流釣行記

平成23年3月5日 高津本流支流あちこち

パーフェクト

最初に言っておこう、ボである。
そう、完封であった。

よって、お魚の話など無いのである。
竿を持って川を歩いた話をこれから書くのであるが、実に下らないネタしか思い付かないのである。


雪の峠越え

前日は雪であった。
時間が遅いほど危険が少なかろうとワンコの散歩を終えてから、のんびり出発する。

と言っても、わざわざ雪が残っているであろう峠越えを選択した。”どうせ”釣りは期待できないので雪道ドライブを楽しもうって訳だ。

予想通りの路面状況でスリリングな峠越えであった。

雪の林道

源流部の枝沢沿いの林道に突入したが、入り口から数十メートルで倒木に行く手を阻まれバックで駐車スペースまで戻った。 新雪に轍も足跡もないので期待出来るが本命ポイントまでは遠過ぎる。

入り口付近のみ探ってみる事に。
ちなみに昨年の解禁一発目もここの本命区間に入ってゴギとフキノトウを手にしていた。

氷の渓

新しいウェーディングシューズのグリップを確かめながらの遡行である。

やけに滑ると思ったら濡れた所は凍っていた。

しばらく歩くと腹が変調を訴え始めた。一匹釣るまではと我慢していたが、釣りをあきらめ林道に上がると限界が近い事に焦る。公園のトイレまで20分か・・・。

選択の時

歩いていると急速に臨界点に向かって行く。もうお腹の力の入れ所を間違うとアブナイ状況となり、歩き方までおかしくなる。

車にティッシュは積んでいなかった。
使えそうな物は清掃シート数種とウェットティッシュ。 多少、目は荒いが迷わずウェットティッシュを選んだ。
ボックスを携えて落ち付ける場所を見つけて、すべてを開放し、今日一番の幸福な時を迎えたのだった。

見栄えも食欲に影響すると思う

場所を変えて昼食をとった。

セブンで買った黒川虫。

最後の賭け

その後、どこへ行っても生き物の気配が無い。

最後の賭けに出て、小さな支流の源流部に行ったが意外に雪は少なく入渓は楽だったようだ。

最低三人の真新しい足跡。しゅーりょー


本日の獲物

本日の獲物。

冷奴が楽しみである。

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