渓の童子

2014 渓流釣行記

平成26年6月7日 高津川うろうろ

ニューステージ

4-3。こんなんばっか。

ハラハラドキドキの展開で進み、最後の最後に歓喜の親善試合ザンビア戦であった。

終わったのは午前10時半位。川なら半日釣りでも釣りになるだろう。


テンカラロッド

目的地は決まっていた。
支流の開けた渓流で、間違いなくヤマメが居そうな所。何故なら、初めてのテンカラ釣りをやりたかったからである。 最初から釣れるとは思っていないが、お魚の居ない所では評価のしようがないのだ。

で、渓に入って初めて仕掛けをセットし、グリップの保護シールを剥いだ。

動画で見たように竿を振ってみる。
ラインを前に伸ばすのが難しい。コントロールなんて段階ではない。

お前もか

落ち込み脇の反転流との境目でお魚が踊ったが掛からない。さらに同ポイント、ラインが止まって竿先に硬さを感じてアワセると掛かった。

やったーっ!釣れたぞー。ポロッ。

そりゃそうさ。そんなに簡単に釣れちゃあいけない。

それからしばらく、お魚の動きが見えた事もあったが、釣れる事はなかった。
たまには毛鉤の交換でもするか。

えーーーっ!針先がないやん。

釣れたぞ

それから1時間後。

釣れた、釣れたぞ。
けっして釣ったのではなく釣れたのである。

ヒュンふわ、ヒュンふわと毛鉤をポイントに落としていく。そのヒュン(ピックアップ)の瞬間にガツンと来た。

まあ、これもテンカラの釣れ方のパターンではあるようだが、ヤッタッタ感は薄い。
予定の区間はとうに通り越しているが、楽しくて止められない。

いつの間にか、ラインが前に伸びるようになっていた。(理由が分からない)

雨のポイントのゴギ

川を上がると5時前だった。ナンと4時間もテンカラ竿を振っていたようだ。

大急ぎでルアーロッドをセットして本流に行くが、何も起こらない。

さあ、どうする?

いつしか本降りになっていた雨。水嵩を上げる程ではないが、お魚のスイッチを入れる助けにはなったかも知れない。 

某支流の雨のワンポイントへ。
的中した。
ヤマメ2匹バラシの後にゴギが釣れた。

いろいろ

さらにゴギ、ヤマメと釣れる。

最大はゴギの8寸強であろうか。

釣っても、バラしても、次がある。

お魚のヤル気は最高潮であった。

あり得ない程の反応も徐々に遠くなる。

そろそろルアーは隅まで行きと届いたようだ。

8寸強(?)

最後にドンと最下層を攻めて終わりにしよう。

数投。何となくルアーの後ろに気配を感じる。水流の変化みたいなものだ。

また数投、グンッと重さが乗った。

よっしゃ、コレはある!コレはある!コレはある!
尺はあると言う意味の言葉を繰り返し口に出していたのか、 心で叫んでいたのかも分からないが、兎に角、ラインの先端にいるお魚は尺上ゴギと信じて寄せていた。

泣き?

ネットに入れていた数匹のお魚を全て放ち、浅瀬に揚げたゴギを掬い取った。コレあるだろ。

ゴギの鼻先を枠の頂点に当てると、尾鰭の先は僅かにグリップ側の枠に触れる。

30cmは間違いなくあるが・・・・・。

30.3cmには足らないだろう。

泣き尺ですっ!しゅーりょー


楽しい半日でした。

テンカラは私のような落ち着きがなく、面倒臭がりの人に合った釣りと感じました。

テンカラ釣りに適したフィールドがあまり浮かびませんが、これから少しずつやって行きたいと思います。

目標はちょうちんテンカラでゴギですが、ある程度、竿の長さやラインの動く範囲が分かるまでは広い所でやりたいと思います。

今日のタックルは3.2mLLテンカラ竿、4号フロロ+2.5号カラーナイロン+1号フロロ=4.2mでした。

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