渓の童子

2015 渓流釣行記

平成27年6月13日 高津川本流

増水の渓

日曜日には大事な用事があるので、余力を残しておかなくてはならない。
ダメージが少ないのは断然、川である。遅く行って早く帰る事が最善だろう。

釣れなくても、何かしらの情報を得ればそれでいい。・・・と慰めを用意して出発したのだった。


どこに行くか決めていなかった。高速出口の交差点で行く方向を決断。

峠を越えながら、最初のポイントを決める。ウェーダーに着換えたのは10時半だった。

この支流で釣りをする時には必ず寄る所で、早朝誰かがやっている可能性が高いので、いつもは夕方に行く事が多い。

上流で二人の釣り人を見たので、当然足跡はあった。

増水気味である。この水量、水勢ならルアーでしか攻められない所もあるだろう。

広範囲をつついて見たが反応がない。

更に三次元的に細部までと、投げ続けていたらピックアップのルアーを追い越して上流に弾丸の様に逃げる黒い影が見えた。

しまった、居たぞ。
ルアーには触れていないので、まだ大丈夫。

それから数投。ガツッ!っと来た。

またまた1cm足りないが、今日は十分満足だ。

遡行するには厳しい水量である。

何とか歩けそうな短区間を遡行して見た。

写真は昔からの入渓ポイント付近であるが、もうここから入る人は居なくなったのだろうか。

それならと期待していたが、釣れたのはチビが2匹だけで、魚影も薄い。

工事の影響で、途中から簡単に入れる様になっているではないか。しばらくここに来るのは止めよう。

道路からよく見える所に深い淵がある。

当然、降りる道が出来、誰もが釣ろうと試みるポイントである。

私も何度か竿を出したが、一度もチェイスすらなかったポイントである。

このポイントの一段下に見落としがちなポイントがあり、そこで釣る為の通過点なのだ。

ところが釣れない筈のポイントでヒットした。

バランスの取れた美形で、これも満足の一匹であった。9寸に足らない。

 

その後、本流まで下りて時間まで遊んだが1バラシに終わる。

逃げる影はデカかった。しゅーりょー


増水気味で、鮎釣り師さん達は本流上流部や支流に入ったようで、本流は空いていました。

平水に戻れば鮎釣り師が戻るでしょうが、隙を突いて少しはやりたいと思っています。
バラシてばかりで一匹も釣っていない某淵のヤマメが気になります。

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