渓の童子

2015 渓流釣行記

平成27年7月20日 高津川うろうろ

久しぶりの渓へ

台風一過の磯釣りを三連休の後半に考えていたが、妙に風が強いのが気になる。
川にするか。

翌日は仕事なので、早朝から始めて早めに帰る事にしよう。


本流の下流域からスタートする。

雨の心配もあったが上々の天気だ。雲の動きは異常に早い。

この風なら鮎釣り師に会う事はないだろう。

川に降りると水位が高い。地元はほとんど降っていないので、増水の心配はしていなかった。

平水で頭を出す石の上に立っても、膝ほどの水位がある。

三ヶ所で竿を振ったが、渓魚の反応はない。

おかしな振動が伝わって来たと思ったら鮎だった。

少しは成長しているが、痩せている。

匂いを嗅いでみると、やはりスイカそっくりだ。

本流をあきらめて支流上流部に向かった。

某支流を見ながら、遡行出来そうな場所を探す。

この支流の上流部は久しぶりだった。どこが良かったのかほとんど記憶に残っていない。

多分釣れていないので記憶にないんだろう。

どうも釣り人が多い支流のようだ。
準備をしている間も、釣り人らしい車が数台通った。

よって、釣れるのはこのサイズ。

たまに身構えるサイズも。

 

う〜様。

 

ダメだ。大移動じゃ。

峠を越えながら、その支流のポイントを思い出そうとしていた。

確か支流の下流部に大物が居そうなポイントが有ったような気がする。

こちらも久しぶりの渓である。

同様に釣れていないので記憶が不明瞭なんだろう。

中流に降りてみた。遡行は強引に行けば可能だが葦の藪には閉口する。

平均サイズが明らかに大きくなった。徒歩で移動して次の入渓地点を探す。

雑木や藪で景色は変わったが、僅かに見える堰堤に見覚えがあった。

堰堤下のポイントは消失していたが、上に行くと反応の良い奴がいる。

最近、人が入っていないのだろう。

このサイズは予想していなかった。平凡なざら瀬で出た9寸超えである。

良型が連発する。

出方、食い方が素直である。

平凡な渓相から、遡行する人が少ないのかも知れない。

その証拠に入渓しやすい所に来ると途端にサイズが落ちる。

そして釣れなくなった。

同支流の下流部区間に移動する。

葦のジャングルが出現した。

この奥にはパラダイスがあるに違いない。

強引に突入したが、30m遡行した所で一度も竿を振る事なく断念。流速に負けて釣り人が流されそうだ。

しゅーりょー


やはり渓流は当り外れが激しいですね。一ヶ所でもいい区間に入れれば儲け物でしょう。

そう考えれば今日はいい一日でした。

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