渓の童子

2015 渓流釣行記

平成27年8月8日 高津川うろうろ

蜘蛛の巣の渓

日曜日には体力を残しておきたい行事があった。
川がいいかな。何故か川は海より健康的と感じるのは私だけだろうか。

いつもの様に往路の道中に予定を考える。
峠越え→支流→本流→支流→峠越え→支流→本流そのまま復路へ。
時間的に効率がいいのはこれだろう。


峠を越え支流沿いを下る。

ルアーマン一人発見。狙いの区間の駐車スペースには見覚えのある車が・・・。

早速計画変更だ。予定外だが下の長距離区間に行く事にしよう。

渓の入り口でキャストすると着水でパクッ。活性は高そうだ。

今日は新入荷の軽量ミノーを使う。ロングキャストやピッチングは難しいが、キビキビと動いてお魚を誘い出してくれる。

前半の瀬ではチビばかり。

最初の優良ポイントのキャスト前に、蜘蛛の糸の団子だらけのラインを切ってリーダーを結びかえる。

逆光で蜘蛛の巣を見逃す事が多くラインはぼろぼろだ。

今日は軽量ミノーなので、ちょっとしたコブでラインの出は止まってしまう。

この区間だけで4回リーダーを結び替えた。PEだから必要であり面倒でもある。お陰で簡単ノットを考えついてしまった。

で、最大は9寸ピタリ。

毒々しいこやつ、渓流では初見である。

思わず3cmほど飛び上がり、半歩後ずさった。

今日は蛇に縁がある。

その後行った本流では近くの茂みから、途切れ途切れのアブラゼミの声が聞こえてくる。
余りに悲しげなので、声を便りに居場所を探すと蛇がいた。よくよく見ると蛇がカエルを咥えていた。

セミの声ではなく、カエルの断末魔の声であった。カエルを咥えた蛇も初見である。

本流では魚影なし。足跡あり。

次の支流に入る頃、雲行きが怪しくなった。 

結構なロング区間を終えて、道路に上がった頃から土砂降りの雨が降り始めた。

車に辿り着いた頃には、ずぶ濡れであった。 

しゅーりょー

防水シートカバーに水溜りが出来た。
防水完璧じゃん。


まだ晴れていた、某淵での事です。

下流からロングキャストしても反応がないので、岩をよじ登り上流側に出ようとしたその時・・・。

でかっ!!
その岩が作り出す影の中に大きな魚影が二匹静かに定位しています。

ウグイか?いや違う!お魚を真上から見ているので背中の黒点がはっきり見えます。
ここで竿を動かせばその気配に気付いて逃げてしまうでしょう。下流に戻ってキャストしようとそっと戻りながら、 お魚の方を見ると姿は消えていました。戻る時に感付かれたようです。

この淵に居たんですね。居るのはわかったので今度は慎重に攻めてみましょう。
今期、来れるかなあ。

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