渓の童子

2009 渓流釣行記

平成21年5月30日 高津川源流

そうだ!滝を見に行こう!! ’09

海は時化、川は鮎釣り師たちに占領されているだろう。

(源流へ行きなさい)・・・耳元で誰かがそう囁いたような気がした。

そうだ、去年行けなかった、あの滝へ行こう。


白い花の渓

高速を降りたのは10時過ぎだった。
滝を見に行くには半端な時間である。

昼食まで、下の方のゴギポイントを探ってみる事にした。

この川、最近、死んでるな。

ここにもカワサバ

で、移動。
着いた所はヤマメ域に挿まれた、ゴギの溜り場。

一投目で結構な重量感を感じたがバラシ。

そのあと釣れたのは『カワサバ』であった。

一昨年釣った奴よりゴギに近い気がする。

8寸弱2尾

何もない真昼間、反応がいいのは何故だろう。その後も同ポイントで何匹か釣り、何匹かバラした。

画像が本ポイント代表の2匹。色合いは似ているが白斑が全く違うのは何故だろう。

色は環境で決まり、模様は血筋と考えていたが個性なんだろうか。

と、こんな事を書いていた時、ゴギオタクでもあるK氏よりメールが届いた。 K氏にはテレパシーがあるのだろうか、まだ更新していないのに、上の疑問に対する答が書かれた資料だった。 (トップ画像の尾鰭欠損ゴギから進展)

たとえばこんな事が書いてある。

同じ谷で採取した、全く外見の違うゴギのサンプルでも遺伝子のパターンは全く一緒、という例もあったそうです。

源流のちびさん

源流入口に車を停めたのは13時であった。

沢に降りてしばらくは順調に釣れた。

何匹釣れるか、写真を撮って記録しようと思ったが、データの無駄使いになりそうなので中止する。

源流の輝き

時折射す木漏れ日が美しい。

しかし『ゲゲギョギョギョ』と鳴く生物は何だろう。

私を見張っているかのように、登っても登ってもすぐ傍の崖から聞こえていた。

途中、お魚が出なくなって心配したが、上の方ではまた釣れ始めていた。

目的の滝

お魚はプールの下流側に定位しており、キャスト可能な位置まで来ると気付かれてしまう。

いかにも釣れそうなポイントに忍者のように近付き、キャストしようとした時、目の端にチラッと白い物が見えて二度見した。

滝だーーーーーっ。
途中はすっ飛ばして滝下まで登った。

そうそう、これこれ。四年ぶりである。

8寸強

滝下にしばらく張り付いた。

一投目、着水と同時にチビが食った。
二投目には白っぽい良型がチェイスして来た。
三投目には茶色っぽい良型が食った。
赤が鮮やかな大人の顔をした♂であった。しかし、残念な事に尾鰭が欠けてる。(※)

その後、ここで数匹釣って気持ちよく滝を後にした。

しゅーりょー

尾画像へ頭画像へ


久しぶりの源流は反応良好、水は綺麗、緑は優しく、気分は最高。
次はどこの滝へ行こかな♪

※前出のK氏の資料より
尾鰭の欠損は研究のため、サンプル採取されたものだそうです。

K殿、資料提供ありがとうございました。

Copyright (C) 2005 by "Kouten douji" All Rights Reserved